姫路への旅
03.06.07(土)
私が尊敬する仕事仲間・繁成剛(しげなり つよし)さんから依頼を受けて講演にでかけた.姫路駅からJR播但(ばんたん)線に乗り換え,各駅停車に揺られて数十分.その山間(やまあい)に彼が勤める大学がある.播但線は今時珍しい(?)単線で,駅ごとに列車がすれ違うために待ち合わせをする.沿線には中学や高校があるようで,それにオジサン,おばさん,子どもからお年寄りまで混じって車内はとても明るくにぎやか.そんな列車にゴトゴト揺られていると,遠い昔にタイムスリップしたようなそんな気分になる.
講演には養護学校の教員の方々,施設にお勤めの生活指導員の方々,地元企業の方々,障害のあるお子さんとそのご家族の方々,その他多くの方々が参加され,熱心に聴講して下さった.学生さんも30名ほどアシスタントとして参加されていたが,皆とても明るくいい表情をしていた.それは紛れもなく,繁成さんの暖かい人柄と彼の仕事にたいする情熱が学生さん達にしっかりと伝わっているのだということがジンジンと伝わってきた.それからもう一つ,この大学を包み込むようにしている豊かな自然が紡ぎだしているせいもあるかも知れないとふと思った.緑豊かな山間には陽光と青空があり,そして気持ちの良い風が流れていた.
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