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小さな戦士

 三重県津市.130年の歴史を持つ伝統ある修成小学校でPTA主催の親と子どものための講演会が開かれ招かれた.伝統あるというととても固いイメージだが,決してそうではなく,昔の小学校のような懐かしさ,暖かさが感じられた.校長室にはいつも子供たちが訪ねてきて,漫画が得意な校長先生に絵を注文していく.校長先生は,次の週に子供たちに絵のプレゼントをする.とてもいいキャッチボールができていると,こころから感動した.ところで講演であるが,今日はこれまで以上に,ほんとうに緊張した一日でした.親御さんはともかく,果たして小学生に講演内容が伝わるのだろうか,合計3時間あまりの講演時間,果たしてじっと聴いていてくれるのだろうか.そっぽをむかれたりはしないのだろうか...始まるまでは不安だらけでした.しかし,案ずるより生むがやすし...とにかく無我夢中で3時間をこなしたという感じです.障がいとはまったく関係ないところいると感じている人々に,身近なテーマとして考えてほしい,少しでも障がいのある人の不便さや喜びを伝えられれば...
 最後の質問の時間で,真っ先に明るい声で手をあげてくれたモモヨちゃん.目に障がいがある人の白杖について質問してくれたんだよね.ほんとうにありがとう.何事も疑問に思うことが,わかることへの糸口なんだよ.大学で講義をしていても手をあげられる勇気のある人は少ないんだ.
 モモヨちゃんの何事にも好奇心を持ち,人前でも堂々と質問できる勇気を,これからもずっと持ち続けていってください.

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