表紙 前へ 次へ 最後 目次 私にとっての轟木君 横浜市総合リハビリテーションセンター
畠山卓朗轟木君は、今ではわたしにとって、とてもかけがえのない存在です。
月刊アスキーというパソコン雑誌の記事がきっかけで知り合うことができ、道具作りを通して轟木君に接し、その生き方に心を強くうたれました。
轟木君からは、いろいろなことを教えられました。日々の忙しさの中で忘れかけていた生きるということがどんなにすばらしいことかを、一日一日を楽しく過ごすことがどんなに大切なことかを、彼の生きざまをとおして教えられました。
年に一度の鹿児島行きは、わたしにとって大切な心の旅です。わたしが仕事のことで壁にぶつかって立ち往生しているときでも彼は「大丈夫、あせらないで」と心から励ましてくれます。
君に初めて会った日の帰り道、鹿児島空港を飛び立つ飛行機の中で、轟木君のことを思い浮かべながら、心があつくなったのを昨日のことのように覚えています。君と巡り会えたことを私は心から感謝しています。
あの時の気持ちをこれからも忘れず、少しでも君たちに喜んで使ってもらえる道具作りをめざしたいと思います。
君が命をもやし続けている限り、多くの仲間とともに君の近くにいたいと思います。