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2007年1月24日 (水)

手術当日

朝いつもどおり目覚めた
「遺書」を書いた翌日に目が覚めるというのもなんだかこっけいである

いよいよ手術当日
前日夜9時以降の飲食を中止し,夜は睡眠誘導剤を出してもらいよく眠った.
起床は6時
同室の人たちは午前8時頃からの朝食をとる
お腹がすいて,食べている人をうらやましく感じた
手術は,予定より1時間ほど遅れて10時からスタート
素肌にT字帯なるものを着用し,その上に温泉旅館で出されるような浴衣を1枚着る.
迎えに来たストレッチャーに乗せられて,家族や病室の人々に見送られて手術室へ

自動ドアを何枚か通り過ぎ,いきなり無影灯らしきものの真下に,何か声をかけられた瞬間,空白の時間帯へストンと落ちたような感じたした

今度はいきなりいろいろな人から声をかけられ,「はい,両手をあげて...いいですね.こんどはOKマークを作って(後から娘に聞いたところ私は飼い犬がするような「お手」を何度も繰り返してしていたそうだ.娘から大笑いされた
そこから先はよく覚えていないが,後から家族に聞くと「アッコ(妻の呼び名)と一緒になってよかった」「ナオト(息子の名前)は好きなことをやっていいんだから」とかわめいていたようだ.娘のことはなんと言っていたか不明.(後で聞いたら,何も言っていなかったようで,娘は不満そうな顔をしていた)
もうひとつ涙がポロポロこぼれていたような記憶があるが,これは定かではない

しばしば,配偶者以外の人の名前を叫び続けて,後に大きな問題になるようなケースもあると周りから脅かされ,注意しなければと思ったが,意識が混濁している中ではまったく自信がない.

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