術後の目覚め
薄明るい照明の中で目を覚ました
朝なのか,真夜中なのか,今が何時なのまったくわからない
頭の左右には重りが積まれていて(砂嚢)身動きがとれない
たまたま様子を見に来てくれた看護師さんからは真夜中の12時と聞かされた
手術自体は2時間ほどで終了し,手術室での休息?も含めて3時間ほどで終了したようである
うろおぼえの記憶の中に,佐々木医師や中井院長の声かけや笑顔がポッと見えては消えていった.
意識が戻ってくるに従い,頸のあたりの痛みが感じられる
頸の後ろをバサリと切られた侍はこんな感じなのかな たいへんだななどとへんなことを思ってみたりする
しばらくすると3日前に手術したKさんの荒い息づかいがカーテン越しに聞こえる
それとともにイタタタ...
明け方に,Kさんと声をかけあいながら励まし合う
痛いのはからだが良くなろうと悪い部分と戦っているんだからがんばろうね...
そういうとKさんは,「そうか,そうだよあ」と返してくださる
ほんとうは,この励ましの言葉は,Kさんにというより自分自身に声かけしている
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