術後1日目 あるく,たべる
少しずつしっかりしてきたことが自分でもわかる
朝はベッドを30度ギャッジアップして5分粥を食す
この際,ミラーを手に持ちながら食材と自分の口元を確認しながら食べる
食事介助してもらうのもなかなかたいへんだ
昼からは歩行器を使って歩いてみますかということであるが,ベッドに端座位姿勢ですわってみる
少しめまいがする
たった2日間ほどベッドに横たわっていただだけで,人のからだはすでにそれに順応しようとしていることに驚く
寝たり起きたりをゆっくりとした間隔で繰り返す
そして立ち上がる
歩みを進めるというより,すり足で病室内を歩んでみる
トイレに行きたくなったため,お小水のために取り付けられているカテーテルを外してもらい,歩行器無しでトイレに向かう
トイレの便座に座るとき,頸がイタタタとなる
普通しゃがむときには頸を前方に突き出しながら座る動作をするが,これが頸を使ってしまう
頸をまっすぐ立てたまま,臀部を垂直に便座にそっとおろす
トイレからしばらくして帰ってきてから,妻や娘が見舞いに訪れ,静かではあるが歩行している私に目をまるくして驚く
後で娘から「お母さんは心配していないように見えて,ここ数日,夜眠れないほど心配していたんだからね.もっと感謝しなさい」と叱られる.そういえば妻は,安心したのも重なって,アクビの連発である
入院・手術は本人が大変だけでなく,その家族はもっと大変なのだという当たり前のことに気づかされた
« 病室に戻り,痛みと闘う | トップページ | 術後2日目 スローダウンして見えてきたこと »
コメント