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2007年2月 8日 (木)

情報が伝わることの大切さ

 勤務交代で看護師さんが替わると,ひとつ一つの病室に来て「○○○です.今日もよろしくお願いします」と明るい声を聴かせてくれる.そしてひとりひとりのベッドを回りながら「からだのおかげんはどうですか」と問いかける. 「昨日の夜は痛みがありぜんぜん眠れなくて...」「便がなかなか出なくて...」などとめどなく出される訴えを看護師さんはその都度メモしながら「痛み止めを処方してもらうよう医師に相談してみますね」「朝の食事に飲むヨーグルトをつけてもらいましょうか」とか話しながら,こまめにメモをとっていく. 驚いたのは夜勤担当の看護師さん,そして担当医師にもちゃんと昼間の情報が伝わっていることである.当たり前のようなことだが,一人の患者の情報が医師,看護師,患者の間で共有され,ちょっとした変化があればそれがすぐさま反映されているのを実感できた.人と人の連携がうまくいっている病棟だからこそできる技のようなものが感じられた.この病棟には安心感というとても大切な空気が流れている.

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