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2007年1月16日 (火)

ミステイク

入院2日目
大きな勘違いをしていた.
岩城宏之さんの書かれた本の知識から手術前・後にハローベスト(天使の輪から名付けられたという,名前とは裏腹に頭蓋骨に4本のねじでアルミ製の輪を固定し,胴体と頭が動かないように固定する)を装着するものばかりと思いこんでいた.
そのために,入院直前に床屋に行って髪をばっさり切ってもらったのだ.一時は思い切って髪の毛を剃ろうかとも考えたが,勇気が無く.とりあえず短くしてもらったのだ.
病室担当の看護助手さんから,最近は医療技術が進歩してハローベストを装着する人はめったにいないですよと聞いた.
いずれにしても術直後の数日間は天井を見ている生活が続くようではあるが,なんだか不幸中の幸い,良かった探しの精神で行こうと思う.

入院を考え出した頃,個室への入院ということが頭に浮かんだが,1泊数万円から5万円ほどの追加料金がかかる.人との関わり合いの煩わしさを考えるといいなと感じたが,妻の「身の丈にあった生き方」の一言でこの選択肢は一瞬にしてかき消えた.妻が考えるその背景には,数年前の自身の大腸ガン入院経験から,同室の人からもらう励まし合いや同じ患者としての安心感がもたらすことの大切さを医療技術への信頼と同じぐらい,時にはそれ以上に大切に感じた実感からの言葉であったようだ.

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