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2007年2月 6日 (火)

ベッド上の生活を工夫する

ごろねスコープ ごろねスコープ近影 コンパクト手鏡





左:「ごろねスコープ」(商品名)王様のアイデア,4,800円
中:「ごろねスコープ」近影
右:娘が差し入れてくれたコンパクトな自立型手鏡(胸の上での安定感がある)
ごろねスコープ関連購入サイト(2007/2現在)
http://www.rakuten.co.jp/osamanoidea/100055/350192/

アイアンハンドアイアンハンド手先部アイアンハンド握り部





左:病院の売店で売っている「アイアンハンド」(商品名)850円-980円程度
中:手先部,しっかりとしたゴム部がモノを確実につかむ
右:握り部,RA(リューマチ)疾患のある方には握力的に無理があるかも知れない
アイアンハンド関連購入サイト(2007/2現在)
http://www.amazon.co.jp/トイボックス-TC-1393-NEWカラフル-アイアンハンド/dp/B0009WO6JA


ごろねスコープを装着すると胸元方向が楽に見える

小型PHS端末(Willcom ZERO3)

ごろねスコープを装着しオーバーテーブル上のティッシュボックスからペーパを1枚とりあげる






左:ごろねスコープを装着すると胸元方向が楽に見える
 まるで干潟のムツゴロウになった気分,この姿は巡回してくる看護師さんを時としてギョッと驚かせる
中:小型PHS端末(Willcom ZERO3),術後のメールへのアクセスに便利
右:ごろねスコープを装着しオーバーテーブル上のティッシュボックスからペーパを1枚とりあげる

オーバーテーブルを引き寄せる

ストロー付きコップをつかむストロー付きコップを運ぶ





左:オーバーテーブルを引き寄せる
中:ストロー付きコップをつかむ
右:ストロー付きコップを運ぶ,モーメントが働きかなり腕力が必要

ストロー付きコップで水分補給 テレビリモコン操作 ごろねスコープと手鏡の連携






左:ストロー付きコップで水分補給(ごろねスコープ必須)
中:サイドテーブルの上のテレビのリモコン受光部をめがけてリモコン操作
右:リモコン操作の時にもごろねスコープと胸の上の手鏡は欠かせない

「ごろねスコープ」と胸の上の「手鏡」との連携「アイアンハンド」で枕元ライトの電源をオン・オフ

ベッド上仰臥位姿勢・立て膝の上にノートパソコンを載せてキー操作

 


 

左:「ごろねスコープ」と胸の上の「手鏡」との連携
中:「アイアンハンド」で枕元ライトの電源をオン・オフ
 ハンドの先端を操作スイッチに合わすのがとても難しい
右:「ごろねスコープ」と立て膝に載せたノートパソコンのキー操作
 「ゴロ寝deスク アルミ」の活用はもっと楽にパソコン操作ができるかも知れない

注:以上は,ベッド上での仰臥位姿勢(仰向け状態)の中で不便を感じ,身近に入手できる道具を組み合わせながら工夫したものである.
 ここで示した方法が,万人に最適とは言い難い.とくに,長時間のごろねスコープ使用は目をたいへん疲れさせる.アイアンハンドは握力の弱くなった高齢の方には操作が難しい場合が予想される.不安な人は無理をせず,ナースコールを押して看護師さんに依頼するというのも選択肢に入れておいていただきたい.
 病棟には,ごろねスコープがいくつか保管されており,無償で貸し出しされる(故・岩城宏之氏の寄贈品?).ごろねスコープの活用についても故岩城宏之さんからいただいたアイデアである.しかし,現在の病棟ではあまり活用されていないのではないかという印象を受けた.(間違いがありましたらお詫びして訂正しますので,ご指摘ください)病棟の看護師さんたちが怠けているわけではなく,道具と人をつなぐ仲介役が病棟には必要ではないかと強く感じた.

 

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コメント

「鏡」を見て真っ先に思い出したのが轟木敏秀さんです。

今の畠山さんにとっては、「プリズム眼鏡」と「手鏡」、「マジックハンド」は畠山さん自身の「分身」なんですよね。大切な大切な「我が分身たち」なんですね。

轟木ミラーを作っていたとき,ミラーの本当の意味はほんとうには分かってはいなかったのではないかということに今更ながら気づかされました.
コメントをありがとうございました.

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