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2007年2月 5日 (月)

病室の夜は長い

夜の9時を過ぎると病室の照明が消され,今日も長い夜がやってくる.
テレビを付けていても,テレビに映る世界と今いる世界が遠くかけ離れたように思えて,まるでそこでは絵空事が展開されているようで,やがてつまらなくなる.
同室の人たちはやはり同様にテレビをつけながら,いびきをかき始めている.
夜も12時頃になるとトイレから帰ってベッドに寝ころぼうとする隣のOさんの「イタタタ....」の声が響きわたる.Oさんは腰椎ヘルニアの手術をして痺れはなくなった.術前よりも背筋がまっすぐにのびた.しかし,時折生じる痛みが残っているようだ.
Oさんだけでなく,多くの患者さんが昼だけでなく深夜も闘っている.
数時間置きにひとつ一つのベッドを見守りにやってくる看護師さんの存在が長くてつらい夜に安心感をあたえてくれる.
気がつくと午前2時を過ぎている
このまま朝に向かうとようやく午前6時少し前に眠りにつくことになる.
そして午前6時の起床の時間とともにナースの明るくて優しい声が病室にひびくが,大半の人は眠りについたばかりを起こされることになる.

眠れないなと感じたら,迷わず午後10時から12時頃までに睡眠誘導剤を投薬してもらった方が良い...これが結論である.ただし,薬の常用化には注意したいが.

今日は朝食後の午前中の回診の時間に師長さんから声をかけられたにもかかわらずまったく目覚めず,「傷口など特に問題ないようなので,そっとこのままにしておきましょう」ということになったことを後で聞きその対応に感謝するとともにたいへん恐縮した.

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